命が尽きるその日まで
side 涼



しばらくすると30代くらいの男の先生が俺の所に来て俺に話を始めた。


「涼くん、君は白血病、つまり血液のがんなんだ。‥」

俺は最初のこの言葉しか耳に入らなかった。
知りたくなかった。



そっと手を見てみると母ちゃんが俺の手をぎゅっと握りしめていた。




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