Cats*Girl
「…青くなったり、赤くなったり…。
忙しいやつだな。」


「早くどいてよ…。」


悔しいけど、手首は動かないし顔は真っ赤…。


上目づかいをしてみよう!


男にはそれが一番聞くはず!


ドライアイの私はちょっと長く目を開いているだけで、涙が出てくる。


下を向き、涙が溢れない程度に目に涙を溜め、登坂の方を向く。


「…っ。」


登坂は私の耳元に顔を近づけた。


登坂の息がくすぐったい。


「誘ってんの?」


はい?










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