Cats*Girl
すると登坂は私の耳たぶをあまがみした。


「つっんっ!!」


途端になんとも言えない感情に包まれた。


普通恋人同士でも耳たぶを噛むなんてしないと思ってる。


なのに…なにこれ…。


力入んない…。


それでも登坂はこの謎の行為を続ける。


首筋に唇をあて、吸った。


ピリッとした痛みがふいに走った。


そのまま、登坂の手は私のブラウスのボタンをつまんだ。


みっちゃん早く帰ってきて!


私の露になった鎖骨に舌を這わせた。


「っんっあ!!」


みっちゃん!!


そのとき、


ガチャ


登坂の部屋のドアが開いた。


誰?










< 15 / 46 >

この作品をシェア

pagetop