Cats*Girl
「じゃあ!」


敦也くんが部屋を出たあと私は考えていた。


ぶっちゃけ、アイツ…登坂に兄弟がいるなんて知らなかった。


そもそも登坂に興味なんかなかったけど、敦也くんだってイケメンだし、学校で名前を聞いてもおかしくない。


なにかが、


違う。


ズキッ


頭が痛い。


なんなのだろう…。


「あー!
もーわからん!」


私は叫んでベッドに突っ伏した。


叫んでも、突っ伏しても頭痛は止むことはなかった。










< 18 / 46 >

この作品をシェア

pagetop