Cats*Girl
と思ったら帰ってきた。


「まだなんかあんのか…!?」


コイツは俺のTシャツを急に上げた。


つまり俺の上半身は丸見えなわけで。


「てめなにす…「ココ。」


俺の体中にあるアザの1つを人指し指でスッとなでた。


痛いより、くすぐったいと言う感じ。


「まさかと思うけど敦也くんに毎日殴られてんの?」


俺は黙っていた。


本当のことだから。


「なんなのよ…。
あんたたち兄弟は。」


兄弟という言葉に反応してしまう俺。


「…。
もしかしてさ、あんたたちって…「言うな。」


今日敦也に言われた言葉を思い出す。


『克也と俺は…兄弟じゃねぇ!!』


その通りだよ。


俺とアイツの喧嘩は


兄弟喧嘩じゃない。


ただ俺が他人に殴られるだけ。










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