Cats*Girl
「登坂くん、実音さん、おはようございます。
これからお世話になります。
よろしくお願いします。」


ペコッとお辞儀をする。


登坂に世話になるつもりはない。


「りっちゃんは礼儀正しいわ!
ほら、克也も早く。」


「…どーも。」


やつは頭も下げずに家へ入っていった。


「りっちゃんゴメンね?
…克也コロス。」


物騒な言葉が聞こえたけどスルーしておこう!


「大丈夫です。
…お母さんそろそろ時間大丈夫?」


「きゃあ!
もうこんな時間!
みっちゃん、りっちゃん行ってきます!
元気でね!」


ぴゅーと走っていったお母さん。


「じゃありっちゃん上がって!」


ここから私と登坂の奇妙な同居が始まった…。










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