会えないとき

街中を歩きゲームセンターに向かう途中に
一件のお店が目に止まった

「あ、このお店」
優花は足を止めてそのお店の前で止まった

「どうかした?優花」
赤坂は急に足をとめた優花に合わせて、同じように足を止める

「このお店のアイスね、美味しんだよ!」
そう言って優花は少し悩み、決心した
「ね、このお店いこ?」
「うん!」
2人はドアを開け、お店の中に入る
「思ってたより綺麗なんだね」
赤坂はお店に入るなりそう言った

お店の中にはお店のイメージキャラクターと思われるものの置物がおいてあり、メニューのものを見本として置いてあるテーブル。

そしてアイスを買いにきたと思われる高校生達がお店の中で仲良く話している。

「亮はなに食べる?」
優花はメニュー表を見ながら赤坂にそう聞くと
「んー、じゃあシンプルにバニラかな」
と少し笑った顔を見せ、そう答えた

すると優花はわかったと返事をしてから
店員のいるレジまで向かった

「えっと、バニラとチョコミント1つずつ下さい」
注文を受けた店員はレシートと呼び出し番号を書いたものを優花に渡した

「少し座って待ってよっか」
呼び出し番号を書いたものを手にしたまま
空いてるテーブルへと腰掛けた
「 亮はここきた来たことある?」
「んー、新しいからまだ来たことなかった」
「うちも!これて良かったぁ」
満面の笑みを見せ優花は笑った

「笑った顔、かわいいよね」
赤坂がそう言い、優花の席の隣へと移動した
「へへ、ちょっと近づいてみた」
赤坂は少し笑ったあと優花の隣の椅子へと腰掛けた

そしてしばらくしてから優花の持っている呼び出し番号の番号が呼ばれた
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