会えないとき
一瞬、なにがあったのかわからなかった
目の前に、好きな人がいる
それだけで、胸がドキドキする
なにか喋らなきゃと言う気持ちばっかりで
なにも話せない…
「優花、今日暇かな?」
赤坂が優花に対し、いきなりそう言ってきた
「え?わ、私?」
と優花は自分を指さすとそれに対し赤坂は
そうそうと言うように頷いた
「でも、なんで?」
と優花は不思議そうに聞くと
「まだ遊んだことないじゃん?だからだよ」
と笑顔で赤坂が答えた
優花は少し戸惑いながら赤坂と遊べることが嬉しくすぐに返事をかえした
「うん!わかったよ!」
元気のある声でそう返すと赤坂は
またも笑顔を見せ、そして「じゃあ、あとでね」と言って、自分の席へと戻ってしまった
まだ胸がドキドキしてる
「やった」
と優香は一人で小さくつぶやき
授業の準備をはじめた