どうしても、伝えなきゃいけない事があるんだ。



そのあと、お母さんは担当の先生に連絡してくるとかで
病室を出ていった。


「そう言えば、高校から宿題出されてるけど、ミイはどうなるんだろうねー?


「宿題?」


「そそ。ちなみに、私は終わってない!」


「それ張り切って言うこと?」


「だいじょぶ だいじょぶ! まだ1週間ある!」


「その自信怖いんだけど…。」


まぁでも、なんだかんだ言って、モエカはすぐ終わると思う。


…私の知ってるモエカなら。


「ま、アタシのことはいーの! 問題はミイの宿題だよ!」


「全然よくないと思うけど、うん、そうだね。もう私元気だし、やっといた方がいいのかな…?」

「ミイは頑張りやさんだなあー。アタシだったら病み上がりとしてやんない。」


「モエカは怠け者だからね。」


「ミイひどーい!」


アハハハハと隣の病室に迷惑なくらい沢山笑った。

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