どうしても、伝えなきゃいけない事があるんだ。

3人で笑っていると、ドアの開く音がした。

みんなそっちの方を見る。


お母さんだった。

「…あら、圭くんも来てくれたの?ありがとう。」

「あ、いえ。モエカさんに連絡をもらったので。」

そう言ってわたしにニコっとしてくれた。

「よかったわねぇ、ミイ。こんなに大事にされて。」

「うん。」


ほんとうに。

でも、それと同じくらいに心配をかけてきたことに、

申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

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