明日への扉


高い打点から放たれる
ボールはネットを揺らすことなく
まるでリングに吸い込まれていくように
シュートされた。

完璧なシュートに私はただそのボールの軌跡を目で追うことしかできなかった。

ボールの音が消える

気が付いてふと男子の方を見ると
相手も私のことを見ていた。

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