流れ星を抱きしめる
星のシャワー
空を見上げるとそこは万点の星空…。
ここで星を一緒に観るのも最後か…。
私はため息をつきながら横にいる少年の顔を見た。
…友くん。
気づいて…。
「あ!祈織!流れ星!」
「え、。」
私は友くんが指さした方を見る…。
星のシャワーだ……綺麗。
と・・・友くん?
横にいた友くんが私の手をギュッと握った。そして、目をつむって願い事を…
「ちょっと子供っぽいけどさ。また、祈織に会えますようにって…」
「友くん…。」
私は嬉しくなって微笑んだ。
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友くん…友くん~うぅ~。
ガバッ!!
あ~…また、昔の夢…。
友くんというのは私の幼馴染み。小さい時からずっとずっと一緒にいた。私の初恋の人。 でも…
中2の時に彼は東京に引っ越してしまった……あれから3年…。
私は高校2年生になった。
うぅ~…。まったく諦めていない自分に嫌気がさす。
友くんだってあっちで彼女つくってるだろうに……。
初恋は叶わない。よく聞くことだけど…合ってるかも…私は頭の中で苦笑した。
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