流れ星を抱きしめる
HRが終わったあと私はちらっと友くんの方を見た。
友くんは…クラスの女の子に囲まれていて…姿が見えない…(泣)
「…友くん〜…(泣)」
私はそう呟いていた…。
「やっぱ!あれ、友だよね!昔と印象違うくない?」
「うん~…。」
私に話しかけてきたのは私の親友の麻央。
麻央も小学校から一緒だから友くんのことは知ってる。
でも、確かに…雰囲気変わった…。
背丈も昔より高くなってるし…。髪型も色も茶色に変えてる。
でも、カッコイイのは変わってない〜…///
「こぉ〜ら!にやけてるぞ!」
え、?
私は知らないうちににやけてしまっていた。
「あぁ〜…友くんがモテてるよ。」
「しょうがないよ。カッコイイんだもん。女子がほって置くわけないじゃん(笑)」
そう言って麻央は悪戯っぽく笑った
「麻央〜〜!」
私はガックリと机に伏せた。
「ごめんって〜(笑)機嫌直して〜」
…くっ、可愛い麻央の笑顔…許すしかないじゃん…。そういって麻央といつもと変わらない話していた。
その時…。
「伊織〜!お呼び出しよ〜」
クラスに中に響く声が聞こえた。
またか……。ため息が出る。
ドアの方を見ると今日も違うクラスの男子が立っていた。
「あんたも大変よね〜」
「…うん。ちょっと行ってくるね。」
私は苦笑しながらドアの方へ向かった。
その時、友くんがこっちを見ていたことに気づかなかった…。