キミが、好きです ~茜色の空の下~






緩む頬を抑えながら


繋がる手に力を込めた。






今、すごい幸せかも。






「こころ、さっきからニヤケすぎ」


「……っ!」




見られてたの…!?



恥ずかしい……。







――――♪~♪~♪



その時、叶多くんの携帯が鳴った。



「もしもし?…莉歩?」



確かに、叶多くんは『莉歩』と呼んだ。





携帯から漏れる声も、


莉歩さんらしき声……。

























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