キミが、好きです ~茜色の空の下~
―――――………
今、何時間経ったのかな?
携帯を見る気にもならない。
空は、茜色から藍色に変わっている。
駅の前に置いてるベンチに1人座っていると、
目の前に3人の男の人が立った。
「ねぇ、さっきからずっとここにいるよね?
俺らと遊ばない?」
ニヤニヤしている人たち。
なんか……怖い。
「人待ってるんで、結構です……」
断っても、なかなか男の人たちは消えない。