キミが、好きです ~茜色の空の下~








「ちょっと、叶多!
何、莉歩ちゃんを泣かせてるのよ…!?」



タイミングよく、


おばさんが家に帰ってきたみたいだ。







「は?違ぇし…!」




きっと、おばさんはあたしの味方をするんだ。




おばさんはあたしに甘いから。




「…叶多が…っ……彼女ばっかであたしを……!!」



きっと、あたしは最低な女なんだろう。







だとしても、



奪いたいんだよ………。















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