キミが、好きです ~茜色の空の下~






「…叶多!
アンタは、莉歩ちゃんを守らなきゃなのよ?
彼女よりも、莉歩ちゃんが優先でしょ!?」



ほら、おばさんはあたしの予想通りだ。







あーぁ、これじゃ


本当の悪者じゃんか……。





「…っ…、分かったよ。
莉歩を優先するよ…」





そして、叶多も


最後は…………あたしを見てくれる。











そうだよね……?













叶多は、あたしのモノ。




叶多は、あたしの大切な人。






これからの人生に、



なくてはならない人…――――――。






だから……



いつかは、あたしを見てくれるかな?











< 120 / 260 >

この作品をシェア

pagetop