キミが、好きです ~茜色の空の下~





店員さんがいなくなると、


莉歩さんが口を開いた。





「…単刀直入に言うけど、あたし…叶多が好き。

叶多といる時間は、あなたより多いんだから」





なんとなく、思ってたかも……。






でも、叶多くんといる時間は負けても、




叶多くんを好きな気持ちは………



あたしの方が大きい…もん……。







でも、莉歩さんの威圧がすごくて、



そんなことは口に出せなかった。












< 127 / 260 >

この作品をシェア

pagetop