キミが、好きです ~茜色の空の下~
少し思う。
―――それ以上かもしれないけど、
本当は……クリスマス、一緒に過ごしたかったなぁ……。
――……その後も他愛のない話をしていると、
気づいたら学校だった。
「叶多くん……手、離さない?」
「こころは、離したいの?」
「……そうじゃ、ないけど」
女の子たちの視線が痛いんだもん……。
『なんであんなブスが!?』みたいなことを言いたそうな顔をしてるんだもん……。