キミが、好きです ~茜色の空の下~
「こころ。
はい、プレゼント」
俺は恥ずかしながら、
プレゼントをテーブルの上に置いた。
「あ、開けていーい?」
俺は頷いた。
目をキラキラさせながら、
こころはラッピングの紐をほどいていく。
「わぁ~、可愛いっ!!」
良かった……。
こころのそんな笑顔が見たかったんだよ……。
「俺さ、前も言ったけど……こころの笑顔が好きだよ。
だから…ずっとそんな笑顔でいてほしい。
どんなに辛いことがあっても、笑えばいいことがあるから」
こころは、安心したような顔になった。
そして、大好きな笑顔になった。