キミが、好きです ~茜色の空の下~
+++こころside+++
目の前に広がる、真っ青な空と海。
「わーッキレイだね!」
「冬だけど海って、なんか良くない?」
あたしは叶多くんの言葉に頷いた。
始業式の次の日から、
ほぼ毎日……叶多くんが部活ない日は、
よくデートをしてる。
こんなに多くデートしてるけど、
なんか……あったのかな?
―――そう思う時もあったけど、
今は普通に楽しんでいる。
だって、デートできるんだから
それは……すごい嬉しいことだし。