キミが、好きです ~茜色の空の下~






胸がものすごく痛いよ……。


ズキン、ズキンって。




もう、これがドキンに変わらないのかな?






叶多くん…――――っ。












何でも一生懸命な姿。






太陽みたいなキラキラな笑顔。






いつも助けてくれて、ヒーローみたいで。






あたしを『好き』と言ってくれた叶多くん……。














会いたいよ………。






今、どこにいるの?





お願い、また笑顔を見せてよ。












「…うぅ……っく……叶多…く……っ」



読んでも届かない名前を、


声が枯れるまで呼び続ける。





だから…――――返事してよ。




大好きな笑顔で、返事してよ…―――っ。














< 218 / 260 >

この作品をシェア

pagetop