キミが、好きです ~茜色の空の下~
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三年後………。
「わぁ~、かなり変わったね」
車イスに乗りながら、
莉歩は街を見渡す。
「……本当だな。
あ。俺らん家、建て変わってる」
俺らが住んでいた家は、
生まれ変わっていた。
「なんか、ちょっぴり……悲しいね」
「……だな。
そろそろ、行くか」
10年振りに、ここに戻ってきた。
こころと……会う確率は高いと思うんだ。
会いたいか?
…………会いたくない。
会うと、決めた気持ちが………
揺らぎそうな気がするからだ。