キミが、好きです ~茜色の空の下~




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『あたし、叶多に忘れられない人がいるのは一番理解してるよ。

でもさ、ずっとそんなんだったら……。
結婚できないよ?

だからね、側にいてくれるだけでいいから。
愛さなくていいから。


あたしと………』


『何ソレ、プロポーズ?』


『えへへっ……。

そーだよ。


でも、ダメだよね?
ごめん………気にしないで』


『……結婚、しようか。

ぜってぇ幸せにするよ。


愛せるようにする。
いや……必ず愛すよ。

これからも、側にいる』



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