キミが、好きです ~茜色の空の下~
その笑顔で
大切なかけがえのない人を、幸せにしてあげてね。
叶多を好きになったこころちゃんなら、
叶多を幸せにできたこころちゃんなら………
できるよ。
あたしは、こころちゃんに負けないくらい
叶多を幸せにするから。
「莉歩ちゃん、おはよ」
「おはよ、こころちゃん!」
こころちゃんは優しく笑った。
あたしも負けないくらいの笑顔になった。
こころちゃんの笑顔はまわりの人たちも笑顔にしちゃう、
最強の笑顔……――――――――――――。
ごめんね、こころちゃん。
ありがとう、こころちゃん。
【謝りたい】
――――fin.