キミが、好きです ~茜色の空の下~







「嘘つき。
今日、吉岡の笑顔見てないし」



確かに………。


自分でも、全然覚えてないのに。




なんで、分かったんだろ……?





「い、一度くらいは…」


「朝会ったときから、ずーっと笑ってねぇよ?

だって、ずっと見てたし」



『ずっと見てた』………?



やめてよ、そんな……………。




恥ずかしいし、


それに胸が不規則に高鳴る。




身体中の血液が、

沸騰しそう…………。













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