キミが、好きです ~茜色の空の下~
「あたしの超強力な日焼け止め貸すよ!
全っ然焼けないし、
ベトベトしないし、
白くならないよ!」
どっかの宣伝みたい………。
「ありがとー、美咲」
日焼け止めを塗りながら、
プログラムを見る。
えっとー……開会式終わったし。
最初の競技は……障害物競争だ。
「ねぇ美咲、障害物競争って
誰が出るんだっけー?」
「南くんだよ!」
そ、そこだけ強調しなくても………。
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