キミが、好きです ~茜色の空の下~






「…ここ…「叶多!」




俺がこころを追いかけようとすると、





莉歩が悲しそうに



……俺の手を引っ張った。




「……莉歩、俺…追いかけなきゃ……」


「行かないで!
……じゃなきゃ、あたし…………ママとパパのところ……行くよ?」





莉歩は、ズルいよな……。






そんなこと言われたら、





俺……行けねぇんだよ……っ。












こころのところ………行けねぇんだよ………っ!
























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