キミが、好きです ~茜色の空の下~
「おねーちゃんね、この前ゆめの誕生日ケーキ作ったとき。
塩と砂糖間違えたんだよー?」
余計なこと言うなっつーの!!
「ははっ、さすがこころ。
っつーかソレ、定番だし」
クシャッとした笑顔で
お腹を抱えて笑う叶多くん。
ってか、『さすが』の意味が分からないんですけど……。
「おねーちゃんってば、ドジなんだよ?」
「あぁー、確かに…」
納得しないでいいから…………。
なんかもう、ゆめにペース乱されてる
ってゆーか…………。
あたし今、すっごい恥ずかしいんだけど………。