神に一番近い男

ゆき子　「え」
たかし　「今日はおめかしして行く、下で待ってるから。」
ゆき子　「じゃ、この間買ってもらった服着ていこう。」
ゆき子は、たかしに買ってもらった服を着てたかしの所に行く。
ゆき子　「お待たせ。どう似合う。」とその場を回る。
たかし　「お、似合う、ぴったりだ。」ゆき子が微笑む。
ゆき子　「今日はどこへ行くの」
たかし　「今日は、洋画を見に行くぞ。字幕は見ない様に。」
ゆき子　「わーうれしい。」と二人は映画館に着く。
ゆき子　「この映画みたい。」
たかし　「だめ、これは邦画じゃないか。」
　　　　「これか、これだな。」
ゆき子　「それじゃ、こっち。」
たかし　「よし、これ見よう。」と中に入る。そして、二人は、映画館から出てくる。
ゆき子　「おもしろかったね。」
たかし　「おもしろかった。字幕は見てないよな。」
ゆき子　「うん。」
たかし　「よし、じゃ飯でも食って帰ろ。」
ゆき子　「やった。」
二人が家に戻ってくる。山田がでてくる。
山田　「おかえりなさい。」
たかし　「帰りました。」
山田　「今日は、何の授業でしたの。」
たかし　「今日は、英語の勉強を。」
山田　「はー。」と首をかしげる。後ろでゆき子が笑う。
たかしとゆき子が部屋に戻り、
たかし　「あーそうだ。言いそびれちゃったけど、先生、今日で終わりなんだ。」
ゆき子　「えーどうして。」
たかし　「明日、アメリカに留学するんだ。もっと勉強しないと先生の資格なくなっちゃ
　　　　　うからな。」
ゆき子　「先生は、立派な先生だよ。留学なんてしなくていいよ。」とたかしに抱き着
く。たかしが両手でゆき子を離し、
たかし　「ゆき子は、もう大丈夫。もう一人でやっていける。」
ゆき子は首を振る。
たかし　「そうだ。一つプレゼントしてほしい。いいかな。」