神に一番近い男

たかし　「あなたは、美人だし結婚はできますよ。もう運命の人は、近づいている。また来週でも来て下さい。その時は、もうその人と出会ってますよ。」
ゆうこ　「本当ですか。ありがとうございます。料金は。」
たかし　「あー、５００円。来週もまた絶対に、来て下さい。」
ゆうこ　「はい。ありがとうございました。」と喜んで出て行く。
あきらがたかしの所に行き、
あきら　「どうしちゃったんですか。予約のない人を自分から見るなんて。」
たかし　「あの人を見る運命だったのさ。」
それから、二日が過ぎある民家の横にワンボックスの車が、止まっている。車の中には、たかしとあきらがいた。
あきら　「今日も車の中で、寝るんですか。」
たかし　「バーカ、寝に来たんじゃない。あの家を見張ってろ。」と言い、たかしは寝る。あきらがあくびをしながらタバコを吸っていると、怪しい男が民家に入って行った。
あきらは急いでたかしを起こす。
あきら　「たかしさん、たかしさん今誰か家に入って行きましたよ。」
たかし　「本当か、行くぞ。」と眠そうに言う。
あきら　「はい。」
家の中では、高野と娘がご飯を食べている。すると戸を「どんどん」と叩いている。
高野　「はい。今開けます。」
すると、高野の昔の主人が入って来た。高野と娘は、「キャー」と奥へ逃げる。
主人　「よくも裏切ったな。結婚しないなら、二人とも殺して、俺も死ぬ。」と二人に包丁で襲いかかる。
「待てー」とたかしとあきらが入ってくる。
主人「誰だ、貴様は。」
たかし　「俺は、天才占い師、神代たかし。」
　　　　「俺は、高野さんと娘さんの命を預かった。お前には、渡さん。」