神に一番近い男
すると、たかしは横のソファーで寝ている。
ゆき子 「先生、出来ました。」
たかし 「おー出来たか。」と寝ぼけまなこで起きる。
たかしは答え合わせをする。
たかし 「すごいよ、80点だよ。」
ゆき子 「そんなんじゃだめですよ。」
たかし 「こんなに出来る人はいないよ。自信をもって。よし、今日はここまで。」
ゆき子 「もう、おしまい。」と驚く。
たかし 「明日は、課外授業だ。」
ゆき子 「課外授業。?」とまた、驚く。
たかし 「それじゃ、よく勉強しといてね。」と部屋をでる。
山田 「あの、大丈夫ですか。」と山田がでてくる。
たかし 「あー大丈夫です。明日は、課外授業ですので。」
山田 「はー」と不思議がる。
たかし 「それでは、失礼します。」と家をでる。
場面が変わり、たかしが店に帰ってくる。
あきら 「お帰りなさい。早かったですね。」
たかし 「まーな、アイスコーヒー。」と椅子に座りタバコを吸う。
あきら 「ハイ、お疲れ様。」とアイスコーヒーを置く。あきらがたかしの前に座り、興味津津に
あきら 「家庭教師、大丈夫でした。」
たかし 「あんなの余裕だよ。」
あきら 「流石ですね、明日も行くんですか。」
たかし 「あー、明日は車で行くから磨いてガソリン入れといて。」
あきら 「えー」といやな顔をする。
次の日、たかしがゆき子の部屋の前で、ノックをする。
ゆき子 「はい、どうぞ。」
たかし 「おはよ。」と部屋に入って来る。
たかし 「さー今日は、日曜日出かけるぞ。」
ゆき子 「えーどこへ。」
たかし 「いいから。」と手を引き外へ連れ出す。
外の庭には、ランボルギーニーのディアブロが止まっている。
たかし 「さーどうぞ」と車の助手席のドアを開ける。たかしも車に乗り走り出す。
ゆき子 「すごい車に乗っているのね。」
たかし 「そんな凄くないよ。いつも家の中で勉強してるから、気分転換も兼ねて、外
     で先生が作ってきた単語帳を覚えてもらう。覚えるまで帰れないからな。」
と単語帳をゆき子にわたす。ゆき子が単語帳をペラペラ見ていく。
ゆき子 「先生、これみんな分かります。」
たかし 「えー本当。」と驚く。


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