FEINT



「やっぱり…綺麗だ…」
カメラマンがそう口から漏らす。


こうして俺のピン撮影は終了。次は表紙の撮影だ。


表紙はあのライバル彰斗とのツーショットだ。


俺はなにかとあいつと組むのが多い。

まあ同じ事務所で同じ人気モデルなら当然だろうけど。仕方ない。




人と組むのは好きじゃない。
控室が同じになるからだ。つまり、俺の秘密がばれる確率が高い。
まあ俺の名演技で大丈夫だろうけど。






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