FEINT

暴露




『ふぅ』

シャワーを浴びたあたしはタオルを巻いて髪を乾かしていた。





ガチャ…

え!?信じらんない!!
なんで彰斗が…

「ショウー歌の衣装届いたぜ『きゃあっ!!』
ばんっ

彰斗を押し倒し、勢い余ってその場にしゃがみ込む。

「っつ…」

『ごめんっ!!彰斗…大丈夫?』


彰斗があたしを見つめたまま止まる。

無理もない…。
今まで男だと思ってた相手が女だったんだから…。



騙されたって思って当然。



「ショウ…」
やっと彰斗が口を開いた。
『何っ?』

「その格好…さそってんの?(ニヤリ)」

『ふぇ?』
自分の姿を確認する。

バスタオル一枚。


かあぁぁっ



『いやっ』

彰斗はあたしを改めて見始めた。

「へぇー。女だったんだーショウって。」

『見んなよっ!!変態ッ』

「変態とかひどι」


『とにかく!!なんでも言うこと聞くから!!黙ってて!!』


「それ、本当?」
顔をあたしに近付ける彰斗。

近すぎだってι

『本当!!とりあえず次の仕事間に合わないから!!』


「わかった。約束ね♪」
ニコッ


嫌な予感…





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