ナナイロのキセキ
亮一さんの親族席を見ると、そんな様子を、心配しながらも微笑ましく見てくれているお義父さんとお義母さんの姿が見えた。
お義兄さんは、娘さんが嫁ぐ日のことを想像したのか、亮一さんの晴れ姿に感動したのか、目を真っ赤にさせて泣いていた。
親族写真を撮り終えると、私とお父さんと亮一さんは、みんなとは別にチャペルの控室へと移動した。
もうすぐ、挙式がはじまる。
(緊張する・・・。)
そう、ドキドキとする胸を抑えていると、隣から「うう・・・。」という泣き声が聞こえた。
あれから、ずっと泣きっぱなしのお父さん。
(こんなに涙もろかったっけ・・・。)
「大丈夫?」
「うう・・・。大丈夫だ。」
私が声をかけると、ハンカチで目を覆ったまま力なさげに答えるお父さん。
(そうかなあ・・・。)
お義兄さんは、娘さんが嫁ぐ日のことを想像したのか、亮一さんの晴れ姿に感動したのか、目を真っ赤にさせて泣いていた。
親族写真を撮り終えると、私とお父さんと亮一さんは、みんなとは別にチャペルの控室へと移動した。
もうすぐ、挙式がはじまる。
(緊張する・・・。)
そう、ドキドキとする胸を抑えていると、隣から「うう・・・。」という泣き声が聞こえた。
あれから、ずっと泣きっぱなしのお父さん。
(こんなに涙もろかったっけ・・・。)
「大丈夫?」
「うう・・・。大丈夫だ。」
私が声をかけると、ハンカチで目を覆ったまま力なさげに答えるお父さん。
(そうかなあ・・・。)