【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
LOVE*Ⅰ

1つ目の突然*





「のんちゃーんおはよーっ」


「あっ実果(みか)ちゃんおはよーっ」



昇降口に居たあたしに挨拶をしてくれたのは
高校1年生の初め頃に
友達になった加島(かしま)実果ちゃん。



身長はあたしと同じくらいで、
生まれ付き栗色の髪の毛が特徴的な女の子。



「そういえば、今日ね?」



と、少し小声で話す実果ちゃん。



誰かに聞かれちゃまずい話なのかと思って、
あたしまで小声になってしまった。




「どうしたの?」




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