【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
「んじゃ、オレここ!」
と、拓海が名前を書く。
そして、パパッと決まり最後はあたし。
残ったものに名前を書いた。
「じゃあ開いて行くよ?」
そう呟きながらあたしは
1番端に書いてある千里のからアミダをした。
「せ…泉くんにあげるのは……」
え!?
あ、あたし!?
「あたしの……じゃあ、どうぞ。はい。」
「うん。サンキュッ」
あたしからプレゼントを受け取ると
誰にも見られていないことをいいことに
千里お得意の“口パク”で何かを言ってきた。
『う・れ・し・い』
そう少し微笑んで言われ
あたしの胸はドキッと音を立てたように感じた。