【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
あたしが用意していたのは
カップと、スプーンが付いたセット。
男の子に当たっても女の子に当たっても、
使えるような色合いにしていて良かった……
と少しホッとするあたし。
その後は、
拓海のプレゼントは堤くんに、
堤くんのプレゼントはあたしに、
実果ちゃんと由佳ちゃんは
交換することに。
そして、千里のプレゼントは
拓海に。
みんなそれぞれにプレゼントを開けていた。
堤くんがくれたのは
シャーペンと3色ボールペン、
消しゴムなど、筆記用具だった。
「堤くん、ありがとね?」
「いや、そんなんでごめん。」
ちょっと照れながら謝る堤くん。
「ううん全然!嬉しいよ!」
そう言うと、堤くんは「サンキュ」と
首に手を当てて照れたように呟いた。