【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
「あ、そうだ!由佳ね、
クッキー作ってきた!」
そう言って由佳ちゃんは
カバンからクッキーを取り出した。
「あ、望未ちゃん、お皿借りていい?」
「あ、うん!待ってて!」
あたしはそう言って、
立ち上がり、キッチンへと足を進めた。
そして、少し大きめのお皿をもって、
部屋に戻って、由佳ちゃんに渡した。
「ありがと!」
そう言って笑って受け取り、
クッキーをそのお皿に入れ机の上に置いてくれた。
「食べてね!」
「腹壊したくねえー」
と拓海は失礼なことを言っている。
「んじゃ、食べなくていいよ!」
「悪い悪い。お!美味い!」
拓海はそう言ってクッキーを頬張った。