【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!




そして、みんなで、
由佳ちゃんの持ってきてくれた、クッキーを
美味しく食べ、そろそろ、
夕飯の支度を始めだしたあたし。


「オレ、手伝おうか?」



そう言ってあたしの肩を後ろから叩いたのは拓海だった。



「…う、ん。ありがとう…」



千里かと思ってしまって、
ちょっと、ガックリしたあたしがいる。



「…どうかした?」



拓海は、不思議そうな顔をしていた。


「ううん。なんもない」


「もしかしてオレだと思わなかったとか?」



………



「ううんそんな事ないよ…?」


「そう、あ、オレ何すればい?」


「えっと、レタス洗ってくれる?」



あたしと拓海は、夕飯を作り始めた。


< 106 / 443 >

この作品をシェア

pagetop