【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!





しばらく経ってから
千里の体があたしから離れた。



「………」



あたしは千里を見れなくて、
ベッドに座ったまま俯いた。



「飲み物飲むか?ココアとか…」



と何もなかったかのように
普段の千里に戻る。



「あ、ココア…の、む。」



あたし、動揺し過ぎじゃない?



「おう!」



そう言った千里は
キッチンの方へと足を進めた。



あたしはそんな千里の後ろ姿を見つめて、
自分の唇に触れた。



…………はあ…ドキドキした…



でも、だけど………



嫌じゃなかった…んだよね……



これはもう、あたし…



好きだよね……



千里の事……



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