【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!




千里と付き合っているとか誰も知らない。



まぁ、バレるんじゃないかって、
ヒヤヒヤしながら学校に通っている……



千里は周りにいる女の子たちに……



「へーそーなんだね!
今度見せてよー」



なんて言いながら
王子様スマイルを浮かべて
全く持って危機感がない状態。



「はぁ…」

「のんちゃん?どうしたの?」



深いため息をついた時、
実果ちゃんに顔を覗きこまれた。



「ううん!なんもない!
ごめん!ちょっとした息が漏れただけ!」



あたしどんな誤魔化し方してんだ……



「そっか!で、チョコは誰にもあげないの?」


「うーん、義理とか友チョコはあげる!」


「本命はないの?」


「な、ないよー……ははは」



ないよと言うのにちょっと抵抗があった。



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