【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
「じゃあ答えは出たよね?」
………バレたくないなら付き合わなくちゃならない。
だけど、あたしが好きなのは…
堤くんじゃないから、嬉しくない……
「……う、うん…」
「なーにやってんだよ」
あたしが頷こうと俯いた時だった。
そんな声が聞こえたのは………
頷くため俯いたあたしはその声のする方を向いた。
「た、拓海……」
そう、その声の主は拓海だった。
「…大毅お前、ふざけんなよ」
「柏木…チッ変なタイミングで来やがって…」
「お前…何しようとした?望未に!!」
拓海は堤くんの胸ぐらを掴んで怒鳴った。