【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
こんな千里初めてじゃないかな……
甘えてあたしに抱きついている千里は…
「…よかった…」
「うん…あ、部活終わったの?」
「なんか、嫌な予感して早く終わってここに来た。」
嫌な予感って……
千里、ビンゴ…!
「…そっか…」
「一緒に」
「え?」
「帰ろう…望未」
…
あたしはうんと頷いて先を歩く千里について行った。
「……手繋ぐか?」
校舎から少し離れ
辺りに誰もいないのを確認した千里がそう言った。
あたしは差し出された手に自分の手を重ね、
家まで帰った。