【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
そして、あたしは
部屋に戻ってしまった千里に
「いってきます」と声をかけて
家を出た。
向かったのはコンビニ。
スーパーに行こうかと思ったけど、
少し遠いからやめた。
「いらっしゃいませ〜」
と寒い夜にも関わらず
元気な挨拶をする店員さんを凄いなと思ってしまった。
ビターかミルクか……
ミルクチョコレートでいっか。
あたしは半ば適当に決めてレジに向かった。
「あ。冴島さん……」
「堤くん…」
「…話すの久しぶりだね…」
「…うん」