【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
朝のHRのときに、
那月くんが来なかったとうことは
あたしたちのクラスじゃなかったってこと。
拓海と同じクラスだったらいいね。
なんて、先生の話も聞かず、
頬杖をついてボーッとしていると、
頭の上でなんとも鈍い音が聞こえた。
「…った!」
あたしは上を向くと先生が
眉をぴくぴくさせていた。
その時、名簿であたしの頭を叩いたのだとわかった。
「ボーッとしない!」
「あ、す、すみません…」
そう謝ると少し微笑んで後ろの扉から外へ出て行った。