【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
もうひとつだけ予備と言っちゃあなんだけど、
予備を作っていたから、
拓海と一緒にきた那月くんにも渡した。
「ありがとう…!」
那月くんはあたしに明るい笑顔を向けて、
あたしに小さな紙を渡した。
「ん?なにこれ?」
「んーアドレス!」
「あ!ありがとう!送るね!」
あたしは快く受け取りそう答えた。
那月くんはさっきの明るい笑顔以上の
笑顔を私に見せてくれた。
「そ、それじゃあ、私はクラブに行くね?」
実果ちゃんはそう言って
教室を出て行き、
拓海と那月くんも「じゃ!」と出て行った。
由佳ちゃんは「やばっ!」
そう言って、教室の扉にぶつかりながら出て行った。