【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
教室に戻るとまだ千里の周りには人だかり。
「泉くん、今日初めて来たのに
もうすでに人気だね……」
「…ほんとにね」
久しぶりだからすこし話したかったんだけどな……
と肩を落としながら自分の席についた。
「あ、もうそろそろ12月だね?」
肩を落としているあたしに
気を遣ったのか、実果ちゃんが話しかけてくれる。
「そうだね?クリスマス近くなってきたね?」
「また1人クリスマスなんだろうなー」
と苦笑いで言う実果ちゃん。
「去年1人だったの?友達とかは?」
そう聞くと、
「…うん、1人だったよ?」
と実果ちゃん。