【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
実果ちゃん達よりもすこし
遅くに教室に入った。
ここのクラスは席順バラバラなのかな?
なんて思っていると
実果ちゃんが教室の奥、窓際の席から
あたしを手招きして呼んでいた。
「…のんちゃんっ」
「え?席ってバラバラなの?」
「そうみたいっ」
と言った実果ちゃんにそこに座ってと
指をさして言われた。
あたしが座った席は教室の一番奥の席。
窓からグラウンドが見える席。
右隣りには那月くん、
那月くんの前には拓海。
そしてあたしの前には実果ちゃん。