【完】イジワルな君と同棲(仮)中っ!
「あ、俺の家な?クリニックなんだよ!
小せぇけどな」
と頬を人差し指で掻きながら
言う那月くん。
そうだったんだ……
「つかよ!メールとか電話とかいつしてくれんだよ!」
「あ!忘れてたっ!ごめんっ!」
そうだ…
結構前にアドレスと電話番号教えてくれていたのに、
一度も連絡してないやっ!
「…もー忘れんなよなー待ってんだからさっ」
と、にっこり笑ってみせた那月くんの目は
笑っていない……
「ほ、ほんとにごめんっ!」
「ま、いいやっ」
そう笑ってポンとあたしの頭を撫でる那月くん。